桂校の内田さん

2019年9月5日1 分

避雷針

昨日は豪雨と落雷で京都市内は大混乱でした。皆さんは無事に目的地までたどり着けたでしょうか?

英語では昨日のような天候は、thunderstorm=「雷雨」と表現されますが、雷⚡️の話をする時に、少し注意が必要なのが、日本語のイメージでは”雷はthunder” と思われがちですが、thunder には雷鳴、ゴロゴロという「音」の意味しかなく、稲妻=lightning の「光」は表しませんので、落雷(a lightning strike)と言いたい時にthunder だけを使うとうまく状況が伝わりませんので、lightning という単語は必須ですね。

なお、アメリカのプロバスケットボールチームのひとつに、Oklahoma City Thunder がありますが、Thunder は複数形にできないので、Thunder”s” ではない点にも注意ですね。

ちなみに、避雷針はlightning conductor (British)あるいはlightning rod(American)とのことで、おぼえておくと説明が楽そうです。

さらに、特にアメリカ英語のlightning rod には、「他の人にも責任の多くがあるのに、批判や非難、世間の注目を一身に浴びる」「矢面に立たされる」という比喩的な意味もあるとのことで、興味深いですね。

ひとつの言葉に注目するだけでもたくさんの側面があり、それもまた外国語を学ぶ楽しさ(と難しさ)のひとつだと思います。

もうしばらく真夏日が続くようですので、残り少ない夏を満喫しましょう!

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