- 亀岡校の片山さん
イギリス英語 VS アメリカ英語
共通の言語によって分裂した二つの国民?!
British English vs. American English - Two nations divided by a common language?!
英語を勉強していると気になってくるのが、英語と米語の違い。スペルや発音が違うだけでなく、イギリス英語とアメリカ英語で全く違う意味になる単語もあります。
クッキー(米語)とビスケット(英語)の違いなんてかわいいもの。単語は違うが、どちらの国の人に言っても通じるし、誤解が生じることもありません。ムービー(米語)とフィルム(英語)も、誰もが映画だと理解するでしょう。しかし、中にはとんでもない誤解が生じてしまうものもあるようです。
言う国を間違えるととんだことになる文例
■ Your house is very homely.
イギリス人のお宅に招待されて「あなたの家は本当に家庭的でいいわね」と言えば喜ばれますが、アメリカで同じことを言えば、二度と招待されなくなることがあるかも!
Homelyは、アメリカでは「ダサい、さえない」という意味にとられるようです。
■ I like chips.
「チップスが好き」。だけど、相手が思い浮かべる食べ物は違うかも。イギリス人なら太めのフライドポテトを想像し、アメリカ人ならポテトチップスを頭に描きます。
イギリスでポテトチップスはcrisps(クリスプス)。クリスピーな感じですね。
■ He was wearing suspenders.
アメリカでは、「彼はサスペンダー(ズボンつり)を着けていた」という意味。しかし、イギリスでsuspendersと言えば、女性のセクシーランジェリー、ガーターのこと。
イギリスでズボンつりは、braces。
■ If you want to go there, use the subway.
「そこに行きたいならサブウェイを使うといいよ」サンドイッチ? いえいえ。アメリカでsubwayは地下鉄。イギリスでは、地下道のこと。イギリスで地下鉄はtube(チューブ)またはunderground(アンダーグラウンド)と言います。
ちなみに、undergroundはアメリカでは地下道という意味。あ~、ややこし。
■ Let's meet on the first floor.
「ファーストフロアで会いましょう」という、なんとも無垢そうな表現ですがこれがクセ者。 first floor は、アメリカ英語では1階ですが、イギリス英語では2階のことだからです。イギリス英語の1階はground floorと言います。
待ち合わせに失敗しないためには、1階ならstreet levelなどと付け加えておきましょう。
■ I have a flat.
イギリスでフラットと言えば、アパートのことだから「私、アパート持ってるんだ」という意味になりますが、アメリカ人は首をかしげるかも。アメリカ英語でアパートはapartment。アメリカ人が使うflatはflat tire(タイヤのパンク)ぐらいなので、パンクしたのかと思われる?!
トンチンカンな結果をもたらす可能性がある単語以外にも、米語と英語で違う単語はたくさんあります。関西弁と関東弁の違いのようなものですね。ほぼ通じるのだが、「かしわを買ってきて」「にぬきでも作ろうかな」と言われても分からない東京人が多いようなもので、たまに通じない単語もあります。
(かしわ=関西弁で鳥肉のこと/にぬき=関西弁でゆで卵のこと)
まだまだある! 英語と米語で違う単語
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日本語 | 英語 | 米語 |
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エレベーター | lift | elevator |
ズボン | trousers | pants |
薬屋 | pharmacy / chemist | drug store |
掃除機 | hoover | vacuum cleaner (vacuum) |
お店 | shop | store |
ガソリン | petrol | gas (gasoline) |
歩道 | pavement | sidewalk |
横断歩道 | pedestrian crossing / zebra crossing | crosswalk |
懐中電灯 | torch | flash light |
往復キップ | return | round-trip |
片道キップ | single | one-way |
あめ | sweet | candy |
セーター | jumper | sweater |
トウモロコシ | maize | corn |
デザート | pudding | dessert |