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  • 桂校の内田さん

本当の「最強」は"パスポートフリー"??

いよいよ3月、朝晩はまだ冷え込む日もありますが、春到来ですね!

GEM各校では期間限定の「春の入学キャンペーン」が始まりました!無料体験レッス

ンも随時受け付けていますのでまずはお気 軽にお問い合わせください!


さて、政府による国内旅行支援の影響もあり、春に向けて国内旅行業界は盛り上がり

を見せているようです。一方、パンデミックで困難だった海外旅行や出張、あるいは

留学などを今年計画している方も多いようです。ところで、海外旅行にはパスポート

の取得が必須ですが、メディアでは度々「最強のパスポート」などの見出しで各国の

パスポートのランキングが報道されます。ここ数年は日本とシンガポール・韓国が最

上位の常連になっているのをご存じの方も多いと思います。


これは正確には「ビザを事前に取得する必要のない(ビザフリー)国と地域の数」のラ

ンキングなのですが、興味深いことに、評価基準の一つに「ビザフリー」どころか

「パスポートフリー(IDのみで、パスポートは不要)で入国できる国の数」という項目

があります。この項目では日本や韓国はゼロ、シンガポールはバルカン半島のアルバ

ニアのみにパスポートフリーで入国できるとのことです。この基準でいくと、ドイツ

が最多で、実に50カ国以上にパスポートフリーで入国可能です(※visaguid.world

のデータを参照)。その他、ヨーロッパの国々や中南米、中東の多くの国々が近隣諸

国と互いにパスポートフリーとなっている一方、東アジア、東南アジアでお互いにパ

スポートフリーで入国できる国は皆無です。「そもそもパスポートさえ必要としな

い」国際関係があるのは驚きです。


このパスポートのランキング、英語ではpassport indexやpassport power ranking

などと呼ばれるのですが、そのキーワードでネット検索してみると、「もう一つのパ

スポートランキング」があることに気づきます。これはArton Capital’s Passport

Indexというもので、もう一つのメジャーなパスポートランキングになります。この

ランキングではここ数年はUAE=アラブ首長国連邦がトップになっていて、日本は2

0位にも入っていません。日本などで報道されるランキングはThe Henley Passport

Indexという名称で、国連に加盟していない国と地域も数多く渡航先の対象に入って

いるため、220を超える地域が対象になっています。一方、Arton Capital’s

Passport Indexは国連加盟国数193と非加盟6カ国・地域(Taiwan, Macau, Hong

Kong, Kosovo, Palestinian Territory and the Vatican台湾・マカオ・香港・コソ

ボ・パレスチナ・バチカン※CNN travel を参照)の合計199カ国に限定されており、

その差がランキングの順位に大きく影響しています。具体的にThe Henley Passport

Indexのみで対象となっている中で私たちが良く耳にする地域としてはグアム、

ニューカレドニア、グリーンランドなどがあります。UAEでは当然Arton Capital’s

Passport Indexが重視されるので、2018年にランキングトップになった年には、世界

で最も高いビル「Burj Khalifa」ではそれを祝うべく、UAEのパスポートと

「PASSPORT INDEX1」の文字が、ビル全面に映し出されました。


英語を学ぶ利点の一つは、より多くの視点で物事をとらえることができるようになる

ということです。みなさんも、日本のニュースなどが海外メディアではどのように報

道されているかなど、チェックしてみてくださいね!



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