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光と影

  • 亀岡校の片山さん
  • 2025年10月16日
  • 読了時間: 3分

10月に入り、すっかり秋の気配を感じるようになりました。今年は夏が長くとても暑かったですが “暑さ寒さも彼岸まで“ とはよく言ったもので、9月のお彼岸以降は過ごしやすくなった今日この頃です。さて今日はこの”お彼岸”に関するお話です。春は春分の日、秋は秋分の日で、ともに昼と夜の長さが同じになのですが、そもそもお彼岸の「彼岸」とは、ご先祖さまがいる極楽のことです。反対に、私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」といいます。仏教の考えでは、彼岸は西にあり、此岸は東にあるのだそうです。春分の日と秋分の日は、太陽が真東からのぼり真西に沈みます。そのため、彼岸のご先祖様と此岸の私達の距離が最も近くなり、お互いが通じやすい日と考えられたことから、ご先祖さまを供養する日となったそうです。またスピリチュアルな世界では、太陽と月の位置などから秋分の日は転換期となる日といわれています。

仏教やその考えとは離れた場所でも、この日に関するおもしろい事象がありますのでふたつご紹介したいと思います。

一つは中南米メキシコのチェチェンイッツァにある「カスティージョ」と呼ばれる大ピラミッドで、10世紀から12世紀に建造された古代マヤ文明の遺跡です。カスティージョは、一年にたった2回、春分と秋分の日に「古典期マヤ」の最高神ククルカンの降臨現象が起こります。ククルカンは羽を持つ蛇の姿をした農耕の神。太陽が西に傾くと、階段の側壁にピラミッドの影が蛇の胴体を浮かび上がらせます。ククルカンの頭像と合体し、巨大な蛇が姿を現しているのがおわかりいただけるでしょうか?夏至と冬至には、ピラミッドの一面が太陽の光と影の部分に、真っ二つに分かれる現象も確認されています。「古典期マヤ」の天文学はハンパない感じで、宇宙人とのコンタクトを信じる人も少なくないそうです。

またこの巨大ピラミッドは9段の階層からなり、東西南北の4面に91段ずつの急勾配の階段が配され最上段には真四角な神殿があります。4面の91段を合計すると364段。それに神殿の1段を足すと365段になります。365。馴染みのある数字ですよね。そうです。一年の日数を表しているのです。このことからカスティージョは「暦のピラミッド」とも呼ばれ、天文学にも通じている事がわかります。

因にcastilloの発音はカスティージョまたはカスティーリョ。メキシコのスペイン語は何とも言えない発音ですね。(-_-😉


もう一つは、やはりピラミッドで有名なエジプトにあるアブシンベル神殿です。アブシンベル神殿とは、紀元前1300年頃、今から約3,300年前に古代エジプトにおいて最も有名な王のラムセス2世によって作られた神殿です。

神殿最深部には4体の座像が並ぶ「至聖所」があります。左から「守護神プタハ」「アモン・ラー」「神格化されたラムセス2世」「太陽神・ラー」です。実はここがアブシンベル神殿の神秘性を格段に高めている場所なんです。1年のうち2月22日と10月22日の2日のみ入り口から朝日が差し込んで、右の3体の像のみを光が照らすのです。左の「守護神プタハ」は「地下の神様」または「闇の神様」として知られており、光が当たらないように設計されているのだそうです。 こちらも古代エジプトの天文学には驚かされます。

「昔の人はすごかった!」 では語りきれない神秘を感じます。


 
 
 

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