- 桂校の内田さん
“Indian summer”
暖かい陽気が春の到来を予感させ、かと思えばまだまだ冷え込む日も多く、三寒四温という表現を使いたくなる時期になってきました。
この時期に、「小春日和」という言葉が頭に浮かぶ人はいないでしょうか?
この言葉は「春」という漢字を含むので「春の前の暖かい日、春先」というような雰囲気を持っているのですが、本来はかなり違う時期に使われる言葉で「晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天」とういう意味になります。
英語でも似たような表現がありました。
”Indian summer" という表現で、
”An unseasonably warm, dry and calm weather, usually following a period of colder weather or frost in the late Autumn”
「寒い季節に入った後の、季節はずれの暖かく乾燥した、穏やかな気候」というような意味になるので、日本語の「小春日和」とよく似ています。この言葉はアメリカで生まれた特有の表現で、”Indian”は、インドのことではなくネイティブアメリカンを指すとのことです。
どちらも晩秋から初冬の気候を表現しますが、英語では”summer”日本語は「春」という季節の言葉を使っているのが興味深いですね!