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  • 亀岡校の片山さん

世界で最も暑い国

今年は長い梅雨のあと記録的に高温で厳しい暑さが続いていますね。(^_^;)

気象庁によると8月に入ってからの猛暑は、東日本から西日本にかけて大気の下層にある太平洋高気圧Pacific high(-pressure system)とチベット付近の大気の上層に広がるチベット高気圧Tibetan high(-pressure system)が日本まで張り出し、重なり合うようになっていることが原因だということです。

日本も暑いですが、世界にはもっとあつ~い国(場所)がありますので、いくつか見てみましょう。

*2020年夏の世界一位:Death Valley (アメリカ・カリフォルニア州)

 先月54.4℃と、この夏世界で最も高い温度に達しました。Death Valley は、海抜がマイナス86m、アメリカでもっとも低く、周囲は高い山で囲まれた究極な盆地のため、暖かい空気がたまり、フェーン現象が起こり易いそうです。また、年間降水量はたった50mmと雨が少なく植物がほとんど育たず、岩や砂の砂漠を形成しており、直射日光によって温まった地面が、そのまま空気を温めるのです。 Death Valleyという恐ろしい名前も、その過酷な高温環境の中、多数の探検者が命を落としたことに由来すると言われています!

*ルート砂漠(イラン)

イランの首都テヘランから南都に800km に位置するルーと砂漠は、人工衛星からの調査で70.7℃という信じられない様な記録を出したことがある世界で最も暑い乾燥地の一つ。生命の営みが全く感じられない荒涼とした風景は、とても美しい自然の姿ととして2016年に世界遺産に登録されたほどです。

*Tarcoola (オーストラリア)

南半球に位置するので今は冬ですが、南オーストラリア州では昨夏 49.1℃を記録し、当局は日中の外出を控えるようにHealth warning (ヘルス警報)を発令しました。この年の熱波は、オーストラリア南東のタスマン海に居座った高気圧から吹き出す北寄りの風がオーストラリア北部や中部の熱い空気を南に運んだそうです。

*ケビリ(チュニジア)

地中海に面するチュニジア南西、アルジェリアとの国境に接するケビリ県は砂漠地帯で、冬の夜は気温が非常に下がり寒いのに対し、夏は平均40℃以上、最高は55℃を記録が残り、住むには辛いところですが、およそ14万人の人が暮らしているそうです (@_@)


*ガダミス・アジ-ジーヤ(リビア)

ガダミスはアルジェリアとチュニジア国境に接し、リビア砂漠の真っ只中にある人口7000人のオアシス都市。最高気温は55℃になったことがあり、人が住む場所としては最も暑い場所の一つですが、照りつける太陽から身を守るために石灰で作られた真っ白な建物が象徴的で世界遺産にも登録されています(写真)。

アジージーヤは首都トリポリから40km 南に位置し、かつて中央アフリカに存在したサハラ交易の要所でもあったところで、57.8℃を記録したことがあります。

温度だけ見ていると日本の暑さが可愛く思えてしまうほど、世界には暑いところがたくさんあるんですね!


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