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  • 亀岡校の片山さん

紫外線と赤外線

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) による緊急事態宣言も間もなく解除されそうで、これからは「with コロナ時代」となります。見えない敵が相手なだけに不安は避けられませんが、一人一人が出来ること、手洗い・マスク・三蜜を避ける等々をがんばって、みんなで乗り越えましょう!

そんな中、アメリカ・コロンビア大学の放射線研究チームの実験結果発表が注目を集めています。紫外線の一種が新型コロナウイルスを死滅させることが証明されたというのです。YES! 早速、ニューヨークの地下鉄では車両の消毒作業に紫外線照射装置が導入されたり、更なる研究が進められているそうで期待が持たれます!


ところで、紫外線と赤外線って英語でなんと言いましたっけ?

まず、紫外線というのは「可視光線(目に見える光)visible light 」の仲間でありながら、「目に見えないもの invisible 」です。

可視光線は、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色ですが、光には「波長」というものがあり、この波長の長さが変わることで、見える「色」も変わってきます。上記の7色のうち、波長が一番長いのは「赤い色red 」です。光の波長が少し短くなると、色が「橙色 orange」に変わり、さらに短くなると「黄色yellow」になり、同様に「緑green→青blue→藍indigo→紫violet」というように色が変わっていきます。

で、この紫よりも波長が短くなると、もう人の目では見えなくなってしまいます。

「紫violet」よりも波長が短く、目に見えなくなった光が 紫外線「ultraviolet rays」ということです。 「ultra」というのは、~を超えたという意味ですね。

では、「赤外線」は?

これは紫外線とは逆で、波長が長い光です。一番長い「赤い色」を超えて、人の目には見えなくなった光が「赤外線」です。

英語では「赤外線」は「ultrared」とはならず、「infra」という言葉がついて「infrared」となります。「infra」は、「ultra」とは逆で「~を下回って」とか「~より下の」という意味の言葉なのです。よく「電気・水道・ガス」など、生活上欠かせない「生活基盤となる設備」のことを「インフラ」と呼びますが、これは「infrastructure」を省略させた和製英語です。「infrastructure」というのは、「下にある構造」つまりは「下から支える構造」のことです。

「赤外線」の「infrared」は、「紫を超えた紫外線」とは逆で、「赤を下回った赤」というこということなんです。

紫外線も赤外線も、日本語では「外」という言葉を使うのに、英語では「ultra(超えた)」と「infra(下回った)」というように区別するのです、、、

またまた英語と日本語の違いに出会いましたね。




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